「えへへへ、憂〜。実はね彼が出来ちゃったんだよ」

「よかったね。おね〜ちゃん」

 完全に沈黙したさわちゃんを放置したまま、唯は嬉しそうに憂に
彼が出来たことを報告する。

 そしていつものように妹に相談を始めた。

「実はねちょっと困ってるんだよ〜。シンちゃんと愛し合いたいんだけど
シンちゃんのがおっきすぎて上手く入らないんだよ」

 シンイチは突然の状況にやや困惑気味である、憂はにっこりと微笑むと

「大丈夫だよおね〜ちゃん、はい」

 と言ってプラスチックの容器に入った透明な液体のようなものを唯に手渡す。

「おおっ!? なんだろう? これ」

「これはラブローションって言ってね、大事な所に塗ってすべりを良くする物だよ」

 唯は不思議そうな顔をして容器からローションを少しだけ手に垂らす。
そして擦り合わせてその感触を確かめた。

「うん……うんうん……これでヌルヌルにすれば上手く入りそうだね」

 姉妹のやりとりを眺めていたシンイチは、
そのコントじみたやり取りに思わず顔を緩めてしまった。

――顔はそっくりだけど性格は結構違うみたいだ。
息の合った本当に仲の良さそうな姉妹だな。

 ふと憂と目が合った。

「シンイチさん、おね〜ちゃんをよろしくお願いします」

 そう言うと憂は実にきちんとしたお辞儀をした。

「あっ、うん、こちらこそよろしく」

 シンイチも丁寧なお辞儀で返す。二人にはやや似通っている部分があった
どちらも所謂、しっかりものと呼ばれる部類の人間である。

 唯は優しくて頼りになる人間に惹かれやすい性質がある。
本人がゆるい癒し系な人物で、ややだらしないところがある故に
自分の身の回りにはしっかりとした人間を置きたがるのかもしれない。

「変な邪魔が入っちゃったけど、私もう子宮がうずうずしててさ
切なくてたまらないんだよね」

 唯が瞳を潤ませんながら熱っぽく言った。

「それじゃあ、お口でシンイチさんのをもう一度大きくしてあげて
そのローションでヌルヌルにしてあげなよ」

「うっうん」

 唯が顔を赤くしてシンイチのペニスを凝視している。

「まずペニスにそっと手を当てて口に運んで、べろで先っぽを舐めるんだよ」

 憂いが身振りを交えながら唯に指示を出すと
唯はゆっくりとした動きで巨大なペニスを口に運ぶ。
そしておずおずと舌をだして亀頭に這わせる。

「うっ」

 柔らかい舌が敏感な先っぽを這う感触に思わず声が出る。

「そうそう、上手だよ」

 憂がにこやかに唯を褒めると唯も目で喜びを伝えてくる。

「なめなめしながら口に唾を溜め込んでね、フェラチオはねオチンチンを唾液でベットベトにするのが
コツなんだよ」

 唯は小さくコクンとうなずく。

「そしたらお口で包み込むように舐めてみて」

 くぱぁぁ かぽっ…… ちゅっ…… じゅくちゅうちゅ〜

 唯が口を開けて巨大な男根を頬張る、溜まりすぎた唾液が糸を引いて口からこぼれた。

「あっ! 唯ちゃん」

 思わず背筋がピクンと跳ねた。

――すっごい!! ネトネトの口に包まれて、かなり気持ちいい



「歯は使っちゃダメだよ、おね〜ちゃんにはまだ難しいと思うから、オチンチンを蕩かしちゃうつもりで
口全部を使って舐めまわしてね」

 姉を指導しながら憂も興奮したのか。
濡れた唇を舐めまわしながら、顔に妖しい笑みを浮かべた。

 じゅぽっちゅるっじゅちゅ〜〜じゅぼっじゅぼっ

 唯が上目遣いにシンイチの顔を見ながら気持ちの入ったフェラチオをしてくる。
快感が恐ろしい勢いで高まってきた。

――すごい巧い!! とても処女とは思えないくらいだ

 唯はシンイチの顔を魅入られたように凝視しながら、
派手な水音を立てて美味しそうにペニスを味わっていた。

 じゅちゅ〜〜ぷはっ ちゅっじゅぽっじゅぽっ

 その瞳に妖しい光が灯りはじめる、そこでシンイチは気が付いた。

――すごい集中力で俺の反応を伺いながら舐め方を加減してるんだ。どんどん巧くなっていく

 唯は一つのことに集中すると他が見えなくなる癖があるのだが、その一つのことに関しては
すごい集中力を発揮することがある。

 唯はきっと身体をかさねるごとにどんどんエッチが上手になっていくであろう、
彼女も中に眠っていた秘密の才能が花開いた瞬間であった。

 その情熱的なフェラチオを目にして、その場にいた全員が黙ったまま。
食い入るように二人の行為を見入っていた。

 シンイチのペニスはかつて経験したことが無いほどに硬く勃起してしまった。

 唯は満足そうな笑顔を見せるとそっとペニスから口を離す。ネトネトになったペニスと
口の間に幾つもの唾液の糸が生まれる。

 唯がローションをペニスに振りかける。そこは唯の唾液とローションでテカテカと濡れ光っていた。

「これで入るかな?」

 今までより強烈な甘酸っぱい匂いを振りまきながら唯がつぶやく
舐めながら唯はさらに股間を濡らしていた。

 そっとベッドに処女の肉体を横たえるとゆっくりと脚を開いていく。
その身体は先ほどの力んだカチカチのものではない、
男を包み込むため、力が抜けた柔らかいものになっていた。

「可愛いな…… 唯ちゃん。入れるよ」

 堪らなくなったシンイチが唯の濡れ光る性器にそっと男根をあてがうと、
ゆっくりと腰を沈めていく。

「んっ!」

 男根の先端部がコリコリした粘膜の輪に食い込む、
輪ゴムのような締りが亀頭に伝わってきた。

 ゆっくりと力を加えていく、どんどん抵抗が強くなっていき
痺れるような刺激をペニスに与えてくる。
そして亀頭の一番太い部分が乙女の膜を通り過ぎる瞬間

 ブチッ!

 と性器が音を立てる。そしてすぅっと、きつい抵抗が消失した。

 そのまま吸い込まれるように奥へ入っていく、巨大すぎるペニスが唯の骨盤を軋ませる。
パキッ、メキメキと恥骨結合が軽い音を立てる。



 やはり規格外のシンイチの逸物は処女の唯には大きすぎたのか、唯が背筋を弓のようにしならせて
悶える。

「唯ちゃん!? 大丈夫かい?」

 シンイチが心配そうに声をかける、大粒の汗を顔に浮かべながら唯は笑顔で答えた。

「あうっ! だっだいじょうぶだよ。えへへ、奥まで入ったのかな?」

「うん入ってる……俺達は今、一つになったよ」

 二人は折り重なるように抱き合いキスをする、その結合部にはさくらんぼ色の処女の証が流れていた。

 唯の膣の筋肉は硬く締まり、まだとても動かせる気がしない。
しかしそのヒダは柔らかくねっとりとしていて、
処女の締まりとヒダの感触だけで動かさなくても心地よかった。

「唯ちゃん、しばらくこのままで身体を慣らそうか?」

「えっ? いいよぅ、好きに動いても」

 痛みと強烈な異物感に顔をしかめ汗を流しながらも、唯はニッコリと笑顔を作ってそう言った。

 シンイチはその汗を指先でそっとぬぐってあげる、柔らかい髪を撫ぜながら

「唯ちゃんを抱きしめてるだけで、すごい気持ちいいからこれで十分。それにまだ痛いでしょ?」

 と言った。

「シンちゃん……」

 唯の瞳がしっとりと濡れてくる。シンイチは身体をそっと重ねて唯を優しく引き寄せる、
そしてそのまま二人で抱きしめ合う。

 お互いの体温、呼吸、心臓の鼓動を感じながら時間はゆっくりと流れていった……。



 数分が経った。
処女の締まりだけで何度か精液をぶちまけそうになったが、なんとか耐えてきた。

 異物感に顔をしかめていた唯も、膣を埋め尽くす男根の熱さを味わいながら、トロンとした表情をしている。

「唯ちゃん……」

 ぽつりと唯の名前を呼んでシンイチが腰の位置を調整しようとした時。
唯の一番深い部分である、子宮の入り口を亀頭で強く擦ってしまった。

「あっ! あうっ! ううぅ〜〜」

 シンイチが驚いてピタリと動きを止める。

「ごめん! 唯ちゃん、痛かった?」

 唯は目を細めてはぁはぁと荒い息をしながら顔をピンクに上気させて言った。

「うっ。ううん、ちょっと子宮擦られた刺激が、おなかに響いちゃったの」

「これ?」

と言って、シンイチは唯の子宮口を優しく擦る。

「はうっ!あうぅぅ〜〜」

唯がピクリと身体をそらせた。

「子宮気持ちいいの?」

 シンイチが女体の神秘に眼を輝かせて聞くと
唯は恥ずかしそうにコクリと頷いた。

――可愛い、唯ちゃん子宮で感じるんだ。子宮口もコリコリしててすっごい気持ち良い。

「ちょっと子宮こねるよ」

 シンイチの突然の提案に唯はくりくりとした瞳を大きく見開いて叫んだ。

「だめだめだめ〜!!! そこはダメになっちゃうよ!!」

 唯が必死なってシンイチを止めようとする。
自身の一番の急所を直接責められる事に恐怖心があるのだろう。

「大丈夫、痛くしない様に優しくするから」

 そう言い放つとゆっくりと腰を沈めていく、唯の子宮はコリコリと固くしこっていたが
硬さではややシンイチのペニスが勝っていた。



 唯はとてもあせった。ペニスをくわえ込む異物感と破瓜の痛みにやっと慣れた所で
新たに強烈な刺激を与えられて、本当に耐えられるのか疑問だった。

――シンちゃん本当に子宮こねちゃうの?

 コリコリと硬くしこり、甘痛い刺激を生み出す受胎器官を、直接責められる恐怖が沸き起こってくる。

ぐちゅうぅぅ

 ねばっこい音を立てながらペニスが限界まで沈んでいく。

 すでに銃口は一番の急所に突きつけられていて、硬いシンボルがゆっくりとした動きで受胎器官を
変形させる。

「あっ! いっ! はうっ! ううぅぅ〜〜」

 お腹の底からじゅわっと快感が広がって。ドーンと頭に響くような強烈な刺激が生まれる。
あまりの重い快感に小刻みに痙攣してしまう。

「唯ちゃん…… 可愛いよ」

 シンイチと目が合う、本当に愛おしそうに受胎器官を愛撫するその表情を見ていたら
もう何も言えなくなってしまった。

「あっ! あっ! あっ! あっ! うっ! うぅぅ〜!」

 こね回されるたびに声が出てしまう、何度目かの突き上げの時に子宮がドプリと濃い粘液を吐き出した。
子宮内部に精子を誘う子宮頸管粘液だ。

 転地がひっくり返る様な責めに耐えていると、徐々にその刺激に慣れてきた。
じっくりと受胎器官からの刺激を味わう。するとこれが実に甘美であることを唯は自覚してしまう。

――これ……すごい気持ちいいよ。

 徐々に意識が白濁としてくる。

 そして唯本人も気が付かないところでその肉体は処女から女へと変化を始めていた。



 シンイチは荒い息を吐きながら夢中で唯の最奥を責め立てた。

――すごい、中がどろどろと蕩けてきて少しずつ柔らかくなってきた。

「唯ちゃん?」

 朦朧としてる唯に声をかける。

「ふぇぇ?」

「そろそろ動かしていいかな? 俺もう我慢出来ないかも」

 唯がコクコクと頷く、その瞳からぽろぽろと涙がこぼれる。
シンイチはゆっくりと肉竿を引き抜きまた最奥までそっと押し込んだ。

 ちゅっくちゅっちゅりぐちゅっ

 軽く膣ヒダを擦りあげるようにピストンをする。

 やはり処女の膣の筋肉はだいぶ硬かったが、破瓜直後に比べればだいぶ柔らかくなっていた。
自分のペニスの刻印を刻み付けるように唯のヒダを擦り上げていく。

 その行為を繰り返してるときにふと気が付く。

――あっ! 唯ちゃんのあそこ、ペニスでこすりつけてると少しずつ感触が変わってくるんだ。

 一度もストレッチをしたことの無い処女の膣肉がペニスに慣らされて徐々に男を受け入れられる様に
なってきたのだ。

――俺、唯ちゃんの初めての人になれて良かった。

 バージンを抱くという行為を体験してみて破瓜というものが初めてわかった気がする。

 処女の女の子はすぐにはエッチを上手に出来ない
そのデリケートで複雑なバージンの肉体に、愛し合う快楽と言う名前の
禁断の果実を一つ一つ食べさせて、
肉体を”女”に変えていくと言う儀式なのだと。

 そしてもう引き返せない”女”の階段を一段一段上らせるごとに
処女の肉体はめまぐるしく味わいを変える。

 女の子の薄膜を引き裂いた直後の万力のようなきつい締め付け。
優しく抱いてしっとりと濡れてきたヒダの感触。
硬い膣の筋肉を優しくほぐしていくその味わい。
そしてちゅくちゅくと可愛い姫鳴りを響かせてピストンを受け入れる
桜色に上気した初々しい身体。

 その身体を包み込む恥垢を発酵させた匂いを含んだ甘酸っぱい処女臭も
次に抱く時はもうしないだろう。

 ゆっくりと唯を見下ろす。目が合ったとき唯はにっこりと笑ってくれた。
まだ十満足させたとはいえないかもしれないが
甘い刺激に可愛い鳴き声を返してくれていた。

 唯が味わせてくれた一生に一度の感触を一つ一つ脳裏に焼き付けておく
クライマックスは近い。

 睾丸にえもいえぬ疼きが沸き起こってくる。

――少し我慢しすぎたかな。

 おそらく射精した時には全てをぶちまけてしまうだろう
ここまでの一時間と少しの間、唯を満足させるまで耐えると決めて
耐えてきたが、唯の性器に包まれる感触は間違えなく極上の快楽である。

 女の子の抱き心地は一人一人違うしそれぞれに可愛さ、良さがある。
一概に優劣は付けられないがそれでも唯の抱き心地は多くの男性がすばらしく良い
と言うのではないだろうか。

 まあシンイチには他の男に唯を食べさせるつもりなど毛頭ないから、
その感想はいつまでたっても聞けないだろうが。

 くちゅっぐちゃっくっちゅくっちゅくっちゅ

 花開き柔らかくなった唯の膣を、夢中でかき回す。

「唯ちゃんもうそろそろ出ちゃいそう」

「はっあうっ、なっ中はダメだよ、子宮に出しちゃダメだからね」

「うんわかったよ」

 いよいよ射精のためのラストスパートにかかろうとしたとき、
突然横から声がかかる。

「うふふふ、ここで中出しされたら。おね〜ちゃん墜ちちゃうもんね」

 憂が妖しいランランとした輝きを瞳に宿し、独り言のようにつぶやいた。

「えっ?」

 おもわずシンイチの動きが止まる。

「散々こねまわされて、キュンキュンしてる赤ちゃん袋に、濃いの種付けされちゃったら。
もうシンイチさんのオチンチン無しには、生きていけない肉体になっちゃうもんね」

 憂の言葉を理解した時、ゴクリッとシンイチの喉が鳴った。

 くっちゃくっちゃっくっちゃっくっちゃ

 粘膜を掻き混ぜる淫靡な音が空間を満たす。しばしの沈黙の後シンイチは

「ごめん唯ちゃん。このまま子宮に出すね」

 と言った。その瞳は唯の”女”を射抜こうとする狩人のものだった。

――だめだ押さえきれない。このまま思いっきり唯ちゃんの子宮にぶちまけたい。

「あうっはぅぅ〜〜」

 唯も赤くなって黙り込んだ。心のどこかではそれを期待していたのかもしれない。

 ぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃ!!

 シンイチが正真正銘。絶頂にむけたラストスパートに入った。
トロリと大量に溢れた粘液が花園から飛び散る。

「唯ちゃんイクよ! おもいっきりイクからね」

「あっあっあっあっ!! スキだよシンちゃん大好きだよ〜〜」

 次の瞬間二人の肉体に強烈な痙攣が走った。

 ドボッドビュ〜〜ビチョッドボッ……ボタッボタボタッ
ビュルッ……ビチャァァァ



 二人そろって激しい獣のような絶頂を迎えた。濃い精液が唯の子宮をなみなみと満たし、
収まり切らなかった分が、粘っこい音を立ててシーツにこぼれた。

 痙攣しながら唯が爪をシンイチの背中に食い込ませる。
肉体がくっついてしまうのではないかと思うほど、二人は強く抱きしめあった。

 そのあまりに壮絶なクライマックスに軽音部のメンバー達は顔を赤らめながら
呆然と二人を見つめたいた。

「唯ちゃん……」

 シンイチが優しく声をかけながら唯の頭を撫ぜ、汗で顔に張り付いた髪の毛を
そっとかきあげる。

 唯が小刻みに痙攣しながらゆっくりと眼を開く。

「シンちゃん……」

――墜ちた……のか?

 唯の汗まみれの顔をそっと覗き込む。
その上目遣いに見上げてくる瞳はシンイチ信頼しきった雌の瞳であった。

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