薄暗い部屋に荒い息遣いと柔らかな肉のこすれあうリズミカルな音が響いている。
「あんっあっ! そこっ……いいっ」
比較的片付いて簡素な寝室に女性が興奮したときに出す甘い香がむわっと香る。
明るい茶髪のロングヘアーをした顔立ちがドキリとするほど整った女
その女が鼻に付く甘い香の発生源だ。
女は汗で濡れ光りながら性行為にふけっていた。
その女が苦しいのか気持ちよいのかわからないようなアクメ顔をさらし、くぐもった声を上げた。
「くうっ! ああ゛っいいよっ! すごく良いっ!!」
妖しく濡れ光る女の体は無駄な脂肪が無く
それでいて胸と尻にたっぷりと柔らかい肉が付いた。魅惑的な肉体をしている。
女の名前は山〇さわ子、彼女にはカレシがいなかった。
「さわ子〜このまま勢いで俺の子供とか孕んでみない?」
「絶対嫌!」
男が冗談っぽく言った言葉にさわ子は冷たい一撃で返す。
そう。さわ子の肉体を気持ち良さそうに味わうこの男はカレシでは無い。
少なくともさわ子はそう思っている。
彼はセックスフレンドだ。
「そっか……ただ暇つぶしに抱かれてるんだっけ?」
男が残念そうにつぶやくと
「そうよ。別に付き合ってる男がいないからあんたの相手しているだけ」
プイッと顔を背けながらそう言い返した。
しかし言葉とは裏腹に男の巧みな腰使いに女の喜びを穿り出されているのだろうか、
さわ子は桜色に上気した肢体を小刻みに震わせ、快感に上気した顔を見せる。
「友達、結婚したんだっけ?」
「うっ! そのことは思い出したくないのよ」
突然振られた話題にさわ子は露骨に嫌そうな顔をした。
「一晩だけデスデビルが復活したとかのりちゃんから聞いたけど」
「うう〜言わないで」
「なんでだよ? 生徒さんにも人気あるんだろ」
「俺も見たかったよ。さわ子の歌ってるところ」
「あんたに見られなかったのだけが不幸中の幸いだわ」
いつものようにツンツンし始めたさわ子を愛おしげに見つめながら、男は腰を沈めて結合を深くする。
「健っ! あっ! くうん」
さわ子は男のペニスを最奥の受胎器官で味わおうとして腰を使いながら男に密着する。
健と呼ばれた彼女のセックスフレンドこと上田健一はそっと彼女を抱きしめると、力強いストロークで腰を使い、コリコリにしこった子宮をこねあげた。
「あっああ……あんっ! 健っ! やだっ気持ち良いよ」
子宮口がペニスの先に吸い付いてくる。硬い子宮に食い込んだペニスの亀頭から、甘い刺激が
走りぬけ、腰が痺れる。
健一は快感に顔をしかめながら柔らかく脂の乗った女体を責め立てた。
「あんっああああ…くうっ…あぐうっくぅぅぅぅ」
さわ子が横隔膜を激しく振動させる、重いポルチオ性感に獣じみたイキ声を上げる。
男根にこねられてずり下がって来た子袋をさわこのお腹の底へ押しやる。
甘いため息を一つついて、さわ子の体をしっかりと抱きしめる。
二人はゆっくりと汗で濡れた肌の感触を確かめ合う。
伝わってくるお互いの熱と心臓の鼓動が二人が一つになっている実感を与えてくれる。
「さわこ。気持ち良い?」
「あっあんたっ…エッチだけは上手だからね……悔しいけど」
「俺もさわ子を抱けてすっごい気持ち良いよ」
「ちょっ…ちょっと手加減して……もっ漏れそう」
健一のペニスは硬くて大きい、その刺激は強烈に内臓に響いてしまう。
ヴァギナにくわえ込んでいるだけで、子宮の手前にある膀胱を圧迫する。
「いいよ。漏らしても、どうせさっき吹いた潮でシーツびしょびしょだし」
「そっそう言う問題じゃないでしょ…やっ! 掻き混ぜないで」
ぐっちゃくっちゃくっちゃくっちゃぐっちゃ
淫靡な水音が鳴る。健一はその熱くて硬いペニスで容赦なくさわ子の腹腔内を掻き混ぜる。
「あっ…あんっ……くううぅぅ」
「さわこ……可愛いよ」
ポツリともらした健一の言葉をさわ子は頭のどこかおかしな部分で理解する。
とたんにさわ子の中の何かのスイッチがカチリと入った。
「健っ! 好きだよ。 うぐぅぅっ! 好き! ああああっ! もうダメ! きぼぢいい」
こと二人の関係の話になると冷たくなるさわ子も子宮を責められると
とたんに愛してるだとか好きだといったセリフを吐き出してしまう。
(この時言ったセリフとかさわ子憶えてるのかな?)
ふと健一の脳裏に疑問がよぎる。
(まあ、絶対忘れてるよな)
健一も考え事に浸りきる余裕は無い、
ほどなくして肉棒の芯から堪え切れない射精感がこみ上げてくる。
「さわ子っ! 俺……もうイクぞっ!」
「ああっ…頂戴! 健の子種っ! 子宮に頂戴!!!」
お腹の底からわきあがってくる、強烈な性感をかみ締めながら
二人は弾けるように痙攣した。
「イッちゃう! ああ…健! ああっ! イッ! くぅぅぅ〜」
肉棒の芯を熱いマグマが駆け抜けていく、この牡汁で目の前の美しい女の
受胎器官を自分色に染め上げる。そう考えただけでマグマは止め処なく噴出してしまう。
一方さわ子の方も子宮底を叩く牡汁の強烈な勢いを感じて歯を食いしばる。
熱を帯びてウルウル潤んだ大きな瞳から、ぽろぽろと涙をこぼしていた。
☆
さわこが脚を開いてぐったりしている。
先ほどまで深く結合し、お互いの体をむさぼりあっていた二人。
今はその快感の余韻に浸りながらじゃれあっている様だった。
「さわこ……最高に良かったよ」
もう何回言ったセリフだろうか、陳腐な言葉だが声の抑揚には
気持ちがこもっていた。
「健も相変わらず上手ね、私まだ腰抜けちゃってるよ」
「ははっこれでも優しくしたつもりだけど」
そう笑って健一はさわ子の秘部にそっと手を這わす。
「あんっ!」
ゆっくりと秘部に指を挿入する。
くちゅうぅ
濡れた粘膜が淫靡な音を立てる、そこは牡と牝の体液でまだ濡れそぼっている。
「もうっ……私のあそこいじるの本当に好きよね」
さわこがあきれ顔で健一を見つめる。
しかしそのまなざしはいたずらっ子を微笑ましく見つめる母のように穏やかな表情だった。
くちゅっくちゅっくちゅっ
指をリズミカルに動かしながら先ほどたっぷりと中出しした精液をさわ子の膣ヒダにすり込んでいく。
健一はいつもこうやってさわ子の膣ヒダを精液でなめしていた。
「さわ子もカレシ作るならエッチ控えないとな」
さわ子はそのセリフ聞いてくすりと笑う
「そうね……考えとくわ」
そう言って愛撫の心地よい刺激に目を細めた。
(こんなに使いこんだオマ○コじゃカレシ出来ないぞ)
と健一は心の中でつぶやく。
さわ子のそこは少し経験の豊富な男が見たなら、間違えなく彼女のことを相当の好き物と断定するだろう。
色素が色濃く沈殿した濃いバラ色の秘部からはビラビラがはみ出しているし。
もっこりと盛り上がったモリマンは膣に相当な筋肉が付いていることを示している。
頻繁に男根を締め付けていなければこうはならない。
さらにその膣にペニスを挿入してみれば、驚くほどヒダの粘りつきに仰天することになるだろう。
どう考えても年単位の長い時間をかけて男の体液でなめされたヴァギナだ。
この秘部を見た人間に”カレシがいない”などと言えば、
相当な勘違いをされることになるだろう。
くちゅくちゅと粘膜の擦れる小さな音だけが響く
指にねっとりと粘りつく複雑な形状の膣ヒダもかつてはつやつやした綺麗なピンク色をしていた。
さわ子の秘部をここまでにしたのは健一の男根だ。
彼女は他のペニスを今だかつて一度もくわえ込んだことは無い……無いはずだ。
「さわ子……」
「なあに?」
「いや……なんでもない」
口にしかけた疑問を飲み込む。
「そう……私なんだか疲れちゃった」
「何に?」
健一の顔に不安の色が浮かぶ、一瞬だが捨てられた子犬のような表情を見せた。
「な〜に? 不安そうな顔して、もしかして私に振られるの怖くなったとか?」
さわ子がその表情を見てどこか優しげな笑顔を浮かべてそう言った。
「馬鹿言うなよ、いきなり疲れたとか言うからさ」
「ふふふっエッチが激しすぎたからよ」
「さわ子がすごい乱れるからいけないんだ」
健一が安心した様子でそう言った。
「そう? 私のせい?」
「そうだよ。さわ子が乱れて可愛いから俺もつい興奮したの」
「ふふっ」
「うふふふふ」
二人は衝動的にキスをした。
舌をからめ合い呼吸も忘れるほどのディープキスを
長い沈黙が訪れる。
そしてそっと口を離す。
キスが終わる時、さわ子は恥ずかしそうに視線をそらした。
健一がそっとさわ子の長い髪を撫ぜた。それを受けてさわ子は可愛がられている猫のように目を細めた。
「私、もう寝るね」
さわ子はゆっくりと目を瞑り体を弛緩させベッドに横たわる。
「シャワーいいのか?」
健一の質問に対して
「明日早く起こしてね」
さわ子は安心しきった表情でそう返した。
健一は無言で顔にかかった髪を避けてやり、艶やかな髪を優しく撫ぜる
しばらくして、さわ子は静かな寝息をたてはじめた。
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