☆
一方準備室では落ち着かない雰囲気の唯と、携帯のメールに夢中になっている梓がいた。
――みんなすっごくかっこよく見えたな、あんな人たちがほんとに私の彼になりたくて
集まったのかな。
嬉しくてなんだか宙に浮きそうな錯覚を覚える。
―― 一次選考とか言ってたけど、どうしよう?やっぱり戻ろうかな〜
そんなことを考えていると部屋のドアがガラッと音を立てて開いた。
「おっまったっせー」
嬉しそうな声を上げてさわちゃんが入ってくる。
その後ろを妙に青ざめた軽音部のメンバーが付いて来たのだが
澪だけはぐったりとして動かない。
「あれ〜澪ちゃんどうしたの〜?」
「選考で頑張りすぎて疲れて寝ちゃったんだよね?」
さわちゃんが笑顔で聞くと
「サーイエッサー」
と全員が直立不動で答えた。
「ほえ?」
「まあとりあえず我々が厳正に審査した一次選考を見事突破した。
ナイスガイを紹介するわよ」
「入ってきて」
すると背の少し高い男の子が、少し恥ずかしそうに控えめな笑顔を浮かべながら
部屋に入ってくる。
「どっどうも唯ちゃん初めまして、僕、佐藤シンイチって言います」
「はうっ」
返事も忘れて変な声を出してしまった。
どストライクだった。別に顔立ちが彫刻のように綺麗なわけではない、ただ
背丈、顔つき、そして体つき、その姿は唯の想像する理想の彼氏そのものだった。
胸がトクンッと鳴る。
「残念ながら選考を抜けたのは彼一人よ」
「えっ!ええ〜どんな基準だったんだろ?」
「気に入らなければコンテストをもう一度やりなおすけど?」
さわちゃんがニヤリと笑う。
「とっとりあえずシンちゃんと少しお話しようかな」
唯が手をパタパタとさせながら言った。
「よしっ!むぎっお茶の準備だ」
律が号令をかけると
「サーイエッサー!」
と紬が答えて見る見るうちに二人の前にお茶が準備された。
☆
会話は弾みに弾んだ、性格の相性も良かったのだろう
すぐに打ち解けてシンイチとの交際を決めてしまう唯、
そして何よりシンイチには唯の本能に訴えかけてくる何かがあった。
「みんなありがとう、おかげで素敵な彼が出来たよ〜」
「そう良かった、じゃあ二人で早速おっぱじめてもらうわよ」
さわちゃんがにっこり笑いながら、いつの間にか用意されたベッドを指差す。
「えっと〜なにをするんでしょうか?」
唯が口元に一本だけ立てた人差し指をあてながら、キラキラした瞳でさわちゃんを見る。
「だから、エッチしたいんでしょ?」
唯が固まってしまう。
「大丈夫よ私が手伝ってあげるから」
さわちゃんが意味深な笑顔を見せた。
固まったままの唯はお姫様抱っこをされて、運ばれてしまう。
そしてそっとベッドに転がされた。
「あうっ!シンちゃん〜」
「ちょっと強引でごめんね。でも今は先生の言う事、聞いたほうがいいかも」
そう言って、そっと頭を撫ぜた。
そして唯を背後から抱きしめる位置に付くと、
きゅっと優しくハグをして。
「どう?出来そうかな」
と耳元でそっとつぶやいた。
唯はコクンッとうなずく、
撫ぜられて抱きしめられただけで自然とその気になっていた。
スルリと胸に手を添えられた。そのままゆっくりと乳峰を優しく揉みあげられる。
「あっあんっ」
――あうっ! びっくりした。結構気持ち良いよ
テクとかそんなのじゃなくて気持ちの入った愛撫だった
胸の高鳴りがどんどん高まっていく。
その高まりが胸一杯になったところでたまらなくなって
「はぅぅぅ〜〜」
と熱いため息がでてしまった。
次の瞬間。
トクンッ
と下腹で音が鳴り、今まであまり使われてこなかった秘密の動脈に、胸から送り込まれた
熱い血液が大挙して押しかけた。
――なんだろう? おへその下が熱くなってきた。
胸を揉んでいたシンイチの左手が敏感な乳首をしごき始める。
「あっあうっ。そっそこはダメだよ〜」
背筋をビクビクさせてしまう。
「もっとダメなところも触っちゃうね」
シンイチはそういってそっとスカートの中に手を差し込んだ
今まで誰にも触らせたことの無い部分にそっと手を添えられる。
ゆっくりと三本の指で優しくマッサージを始めた。
下腹の火照りはますます増して徐々に甘痛くなってくる、
周囲に甘酸っぱい香が充満した。
唯の蜜と処女特有の酸味を帯びた恥ずかしいカスの発酵臭だ。
頭が少しぼぉっとしてくる。
「キス……してみたいな」
そんな言葉がふと口から出た。
甘く蕩けるようなファーストキスは唯の憧れでもあった。
今ならできそうな気がする。
「あっ!キスまだだったね、ごめんねがっついちゃって」
慌てて手を止めて恥ずかしそうに謝る、
唯はおもわずくすっと笑ってしまった。
「ううん気にしないで。今からしちゃえばいいよ」
「唯ちゃんキスしたことある?」
「うっ……ううん無いよ」
「そっか」
そういって笑うと唯の頭をやさしく撫ぜた。
「眼をつむって力を抜いてね」
まるで催眠術にかかったように身体が勝手に動く、
眼をそっとつむると、とたんに世界は闇に包まれる。
何も見えないけど奇妙な安心感があった。
顔にそっと息が当たる、次の瞬間、柔らかい唇が触れ合った。
「あうっんむっ」
ついばむようにシンイチの唇にキスをする。
おずおずと探るようにシンイチの舌が唇に触れてきた。
その舌が吸い込まれるように唯の口腔に入ってくる。
いや、誘い込んでしまっていた。
ちゅぽっちゅるっちゅっ
柔らかい舌がまるでそこだけ別の生き物になったように
蠢いて絡み合った。
――べろ舐め合うの気持ち良いよ。これがキスなんだ。
トロリとした唾液が口の中に流れ込んでくる。
全然嫌な感じはしない、むしろ美味しいもののように感じた。
コクンッコクンッとのどを鳴らして唾液を飲み込む。
それが喉を通り抜け身体の中に納まった瞬間
ズキンッ!
と下腹に痛みが走った、ビクンッと背筋が震える、
危うくシンイチの舌を噛むところだった。
――もう、なによ〜さっきからじんじんしたり痛くなったり
初めての愛撫をされてから下腹が何かを訴えるように自己主張を始めている。
――こんな時くらい静かにしててよね、昨日変なもの食べたかな〜?
そんなことを考えながら、痛みに意識を集中してみる。
お腹の底がじんじん火照った感じで疼いている。その疼きがなんだか妙に頭に響くのだ。
位置を探ってみる。
おしっこを我慢している時につらくなる部分の少し奥、やや上の
へその下の辺りだ。
授業で習った知識を探って考えてみる。
――あっ! これもしかして子宮? 子宮が疼いてるの?
そのことに気が付いた時に思わず顔が赤くなってしまった。
先ほどのズキリとした痛みは唯の卵巣が裂けて排卵した時の痛みだった。
唯の排卵痛は軽い方なので本人に排卵の自覚は無い。
排卵予定日も実は数日先だったのだが……
キスの刺激は男を知らない唯の身体を目覚めさせるのに、
最高の準備運動であった。
ちゅっちゅるっぺちゃぺちゃぺちゃちゅるっ
激しくシンイチの唇をむさぼった、
胸がキュンキュンして下腹がズキズキする。
甘酸っぱい処女の香に濃密なチーズのような香が徐々にブレンドされていく
排卵期の女性が出す膣フェロモンの香だ。
そのむせかえる様な異臭ともいえる臭気を撒き散らす唯、
その唇をむさぼっているシンイチの息が、徐々に荒くなっていくのを唯は感じていた。
ぷはぁと声を上げて顔を離す、トロリとした唾液が二人の口の間に橋のように架かる。
「えへへ、すっごい良かったよ、ねえシンちゃん、興奮した?」
唯が顔を上た、シンイチと眼が合う。
その瞳はウルウルと濡れ光って、高揚して火照った顔が、
あの可愛い笑顔で笑うのだからシンイチはたまらない。
「唯ちゃんがすっごく可愛いから思わず興奮しちゃいました」
唯はチラリとシンイチの股間に視線を送る、そこはしっかりとテントを張っていた。
思わず目が釘付けになる、トクトクと胸が鳴る、
そのペニスを身体に受け入れるのはどんな感じがするのだろう?
唯の胸に沸き起こった好奇心はあっという間にむくむくと大きくなっていく。
そしてお腹の底の甘い痛い疼きも耐え難いものになっていた。
「シンちゃんのそれ……見てもいい?」
上目遣いにシンイチを見る唯の瞳には妖しい光が灯っていた。
☆
シンイチは迷っていた。
――俺、唯ちゃんに嫌われるかな?
シンイチはあることを気にしている。ペニスを見せることをためらってしまう、
そこははギンギンに勃起してはいるのだが。
それも無理の無い話しで、シンイチにとって唯は初めてステージでその姿を見た時からの
憧れの女性であったし。
話をしてみてその明るく、ほんわり柔らかなその性格と、
頬ずりしたくなるような、無垢な笑顔の虜になっていた。
抱きしめると柔らかくそしてあったかい、キスは甘くて蕩けそうだったし。
身体から漂う甘酸っぱい香を嗅いだ時押さえきれないような興奮に身を包まれた。
その香で唯が処女だというのはすぐにわかった。シンイチは以前、年上の性知識豊富な女性に
セックスの味と女の身体について教えてもらったことがある。
相手の女性はシンイチがなかなかの良い男であったため、その筆おろしに喜んで
女について熱っぽく語ったのだが。
その女性いわく、処女、特に膣口に処女膜が完全な形で残っている女性は
バイブや指での一人遊びも経験が無い、中には膣に指を入れたことも無い娘もいる。
そういった娘は膣のヒダに恥垢を溜め込んで発酵させている、所謂処女臭の原因は
この恥垢で、甘酸っぱいような発酵臭が性臭に混ざる。
かつてその女性も唯のような処女臭を纏った女の子であったそうだ。
肝心の唯の処女臭はと言うと、少しも不潔な感じはしなかった。
きっと性器は比較的清潔にしていたのだろう。
濃密に漂う性臭は一般的な女性より強めだと思うが、その香はむしろ男を燃え上がらせるものだった。
「シンちゃん?」
唯が瞳をくりくりさせてこちらを見ている、どうやら少し考え込んでしまっていたようだ。
――迷っていてもしょうがないよな。いずれ見せるんだし
意を決して唯の前に自分自身をさらけだす。
ボロンッ!
唯の脳内でそう音が鳴ったかもしれない、テントに隠された逸物がついに露になる。
むっと青臭い香がするそれは、ヘソまで反り返っていて、
太さなど唯の腕ほども有ろうかという巨大なものだった。
つやつやとした亀頭と血色の良い太い幹、全部挿入すれば唯の子宮は大きく変形させられて
しまうだろう。
「あう……あうっ……はぅぅ〜」
唯は目を丸くして思わず固まってしまった。
「どう?良い持ち物でしょ?これからその酸っぱ臭い処女マンコで、それをくわえ込んでもらうわよ」
さわちゃんがニヤニヤしながらそう言った。
「でもでも、こんなおっきなオチンチン入れたら、内臓の位置が変わっちゃわないかな?」
「やっぱり怖い?」
シンイチが残念そうな顔をして唯のまあるい瞳を覗き込んだ。
「ごめんね変なペニスしてて、嫌ならいいんだよ」
唯が丸い目のまましばらく考え込む。
そして明るい顔を作りシンイチに言う
「ううん、取り乱しちゃってごめんね、大丈夫だよ」
「大きい方が男の子として立派って事だもんね。私やっぱりシンちゃんと愛し合いたいよ」
「唯ちゃん」
唯の言葉が胸にぐっと来る。
「山中先生、せめて唯ちゃんの大事なところをよく濡らしてからにしたいのですが」
シンイチは真面目な顔をしてさわちゃんに言った。
「くくっ無駄だと思うけどやってみれば?」
さわちゃんが愉快そうに答える。
「さわちゃんどうしたの?」
唯の顔は心配そうだ。
「山中先生は唯ちゃんに少しだけ嫉妬してるんだよ」
そのの言葉を聞きつけて律がこそこそと近づいて来る。
「唯、気をつけるんだ今のさわちゃんを怒らせると危険だぞ」
「きっ危険なの?」
律の言葉に唯が驚く
「ああっ澪も一発でやられたんだ。いまのさわちゃんは海兵隊の鬼教官以上だ。
命が惜しければ今は逆らっちゃダメだぞ」
「ううっわかったよ。りっちゃん、どうりで強引だと思った。
変なスイッチが入っちゃってたんだね」
用件を伝えると律はそそくさと元いた場所にもどって行った、
その横で紬が頑張れと眼でエールを送っていた。
「良い友達だね。先生も気持ちが醒めればいつもの先生に戻るよ」
「うん」
唯の頭を手のひらでポンポンさせながら、ふんわりと撫ぜる。
「唯ちゃん、ちょっと恥ずかしいかもしれないけど。パンツ脱いで足開けるかな?」
「えっ?何をするの?」
シンイチは少し恥ずかしそうに
「唯ちゃんの大事なところを口でしてあげたいんだ……それが一番濡れると思うから」
「そのほうが痛くないんだよね?」
唯が上目遣いにこちらを見上げて聞いてくる。
「うん…… よく濡らした方が痛くないよ」
唯が恥ずかしそうにゆっくりと服を脱ぐ。サラリサラリと布の擦れる音がなるごとに
みずみずしい白い肌が露になっていく。
最後に可愛い白のパンツを脱いだ時、ぬちゃぁぁ〜〜と言う音と共に唯の股間から白い糸
が垂れるそこはすでに潤んでいた。
ストンとベッドに横になると目を瞑りながらそっと足を開いた。
「唯ちゃんのあそこすごく綺麗だよ」
シンイチが唯の可愛らしい性器を一瞥してそう言った。
その花園は甘い刺激への期待から小さく口を開いている。
アンダーヘアの手入れは知識が無いからだろう、もじゃもじゃと覆い茂っていた。
そっと指を添えて性器を開く、ねっちゃりと水音を響かせて開いたそこは美しいピンク色だった。
「ゆっくりから始めるからね」
そう優しく言うと唯はコクンとうなずいた。
そっと唯の花園に口を付ける。
――うわっ!! さすがに直接嗅ぐとかなりきっついかな
唯のそこは乳製品を思わせる蜜の臭いと甘酸っぱい恥垢の臭気、熟成したチーズのような
排卵期の膣フェロモンの匂いで強烈な牝の香を放っていた。
ゆっくりとした動きで可愛い花弁を舐め上げていく、口の中に唯の蜜の味が広がっていくにつれて
次第に唯の強烈な香に酔ったような、なんとも言えない高揚感に包まれていく。
――なんだろう? 頭がぼ〜とする感じがするな、舐めてみると香も気にならないもんだな。
ぺチャぺチャと舐めているとすぐに唯が甘い声を出し始めた。
「あっ! あうっ、あん……いっいいっよ、すっごく気持ちいいよ」
クンニリングスの刺激はセックス慣れした女性でもたやすく絶頂に達する。
ましてオナニーさえ碌にしていない唯のような、性感に耐性の無い女の子がその刺激に耐えられるはずは無かった。
「はうっはうっあうぅぅ〜〜〜」
唯が海老のように仰け反りながら痙攣する。
花弁から熱いしぶきを噴出した。
やや酸味の強い処女の蜜を味わいながら、舌で固い膣口を優しくほぐしていく
初めての快感に打ち震える唯を優しく撫ぜながら身体をチェックしてみる。
――むっちりとした良いフトモモだな……うん足の力は抜けてきた。
「唯ちゃんの大事なところの中を、調べて見たいんだけどいいかな?」
唯は顔を赤く染め上げて、しばらく考え込んだ後、コクリとうなずいた。
唯を怖がらせないようにゆっくりとした動きで性器を開く
先ほどのクンニリングスでそこは濡れ光っていた。
「指入れるよ……」
目を瞑っている唯に優しく声をかけると中指一本をゆっくりと沈めていく、
指は程なくしてコリコリとした粘膜の輪に触れる。
乙女の証だ。
唯のそこは想像以上に狭かった、指をゆっくり回しながら膣口の筋肉を調べる。
――硬いな…… やっぱり少しほぐさないと無理だな。
くちゅっくちゅっちゅりちゅりちゅり
柔らかい指の腹で硬い膣口をマッサージする。
「あっ! あんっ」
唯が可愛い声をあげる。その表情がとても可愛い。
行為に夢中になっていると突然横から大きな声がした。
「何をやっているの早く突っ込みなさい」
さわちゃんが冷たい眼をしてこちらを見ていた。
「待ってください、もう少し慣らしてからじゃないと」
するとさわちゃんが顔をゆがめて言い放った。
「いいから早く突っ込みなさい、さもないとこのデコがどうなっちゃうと思う?」
律が一瞬で動きを封じられる、口裂けの様な顔をしたさわちゃんの手には、
油性のマジックが握られている。律の顔が恐怖に引き攣った。
「ひ〜〜!! さわちゃんやめるんだ」
「りっちゃん!」
「くっ! 」
「言っとくけど、冗談では済まないマークを書き込むわよ」
その場を重い沈黙が支配する。最初に口を開いたのは唯だった。
「へ…… 平気だよ。私痛くたって大丈夫、す…… 好きな人に初めてあげるんだもん」
「唯ちゃん」
ニヤリとさわちゃんが笑う、これでさわちゃんの思惑通り、唯の初めては台無しになるだろう。
「話は付いたようね、じゃあさっさと突っ込んで思いっきりピストンするのよ、
私がいいと言うまで続けなさい」
唯は目をキュッと瞑って胸を抱きかかえている。
シンイチはその唯の腰の下にそっと枕を挟んで上げる、
こうすることで性交をしやすくなりペニスが唯のGスポットに当たりやすくなる。
「唯ちゃんできるだけ足の力を抜いて、息も止めたりしないでできるだけ自然にね」
気休め程度にしかならないだろうが唯に最低限のアドバイスを伝えた。
しかしそれが逆効果だったのか、唯は破瓜に対する緊張で身体を先ほどより
カチコチにしてしまった。
――ダメか…… さっきの山中先生の揺さぶりはこれを狙ったんだろうか?
もたつくシンイチを見てさわちゃんがマジックのキャップを抜く。
シンイチは意を決して腰を前に進めた。ミリミリと唯の性器が悲鳴を上げる。
「いだっ!! ぎっ! いだい〜、いだいよ〜〜」
唯の少女のようにしっかりした処女膜とカチカチに緊張した膣口がシンイチの巨大な
ペニスを阻む、ぐっと力をこめると
「い゛っい゛! 〜〜うぐっ、げほっ」
涙をこぼしながら唯が咽る。
いったんペニスを引くとそこにはうっすらと血がにじんでいた。
慎重に唯の膣口にペニスをあてがい様子をさぐる。
まだ乙女の膜は破れておらずしっかりと膣の入り口を守っている。
妙な力を入れて力んだせいで膣口にちいさな傷ができているようだ。
とてもまともなセックスなど出来ない、このまま止めるか一度唯をリラックスさせなければ。
「山中先生、唯ちゃんを許してあげてください、彼女がなにかしたわけではないでしょう」
シンイチの言葉にさわちゃんが眉を吊り上げる。
「ファッキンデカチン二等兵、私はそのボケボケ娘の酸っぱ臭いマンコにデカチンを突っ込めと
言ったのよ」
そう冷たく言い放った直後。
突然ガタンと椅子が鳴り梓が立ち上がる。
「山中先生、先生の負けです、マジックを捨ててください。」
梓が゙大きな声でそう言い放った。
「ファッキンネコミミ二等兵! 上官への反逆は許さん。そのケツにファックされたいの?」
梓は震えながら手に持った携帯を見せる。その画面にはメール送信済みのメッセージと
”唯先輩がピンチ”と言うメールの題名、そしてその送り先は憂であることを示していた。
「ファッキンネコミミ二等兵〜〜!!」
さわちゃんの顔が怒りで歪む。
「憂のおね〜ちゃん大好きパワーを甘く見ない方がいいです。きっと山中先生の嫉妬パワーを打ち砕きますよ」
「ちいっ! ファッキンデカチン二等兵、早く唯を犯すのよ」
シンイチはゆっくりと首を横に振る。
怒り狂ったさわちゃんは律を投げ捨てて、油性のマジックで唯に襲い掛かる。
きゅっと目を瞑る唯、唯の顔をブサ可愛く改造しようとした時、さわちゃんの手が突然止まった。
「なにこれ?! 無理よ! 可愛くて落書きなんて出来ないわ。なぜなの!? どうして?!」
その姿を見て梓が叫んだ。
「先生無理です! すでにこの空間は憂の心象風景で塗りつぶされています。無理に唯先輩を攻撃しようとすれば
心が砕けてしまいますよ」
さわちゃんの顔色が一瞬で青ざめる。
周囲を見渡すと、いつの間にかドリンクとアイスが入っていると思しき冷蔵庫が、部屋に鎮座しているし。
興奮した人間が集まった蒸し暑い準備室が、夏も冬も苦手な唯にとって最も心地よい、熱くも無く寒くも無い
気温に変化していた。
「固有○界? 馬鹿な!!」
そしてふっと音も無くさわちゃんの背後に唯と瓜二つの顔をした女の子が現れる。
「山中先生? おね〜ちゃんを苛めましたね?」
さわちゃんの額を冷たい汗が流れる。
「いっいやねぇ〜ほら部活動がいっつもゆる過ぎるでしょ? たまには海兵隊風にしっかりやろうかな〜? なんてね」
するとさっきまで泣きべそをかいていた唯が
「憂〜さわちゃんが苛めるんだよ〜」
と涙を拭きながら訴える。
次の瞬間にはさわちゃんは床に突っ伏して伸びていた。
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